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直近10年の投資履歴を振り返る

〜チャイナショックからの再起と資産形成の軌跡〜


🔰 はじめに

私は2001年頃から投資を始め、少しずつ資産を増やしてきました。それまでの投資元本は約1,000万円。2013年の時にアベノミクスの恩恵を受けて一時3,000万円ほどに増えた時期もありました。
しかし、2015年のチャイナショックで大損失。資産は1,000万円を下回る水準まで急落。見事に振り出しに戻されました。

その後挽回して現在の資産は約2億円ほどになります。つまり現在の資産はチャイナショック以降に形成されたということになります。
チャイナショックまではろくな売買記録を残していませんでしたが、チャイナショックで1,000万円以上の損失を出したことをきっかけに、それ以降はSBI証券の譲渡益明細を定期的にダウンロードしてエクセルで投資成績を管理するようにしています。

今回は記録を付けはじめて以降の約10年の売買記録を振り返ります。


📈 年別損益の推移と市場環境

まずは2016年以降の年別の損益グラフです。今は信用取引のフルレバレッジからは手を引きましたが、今年2025年の半ばぐらいまでは基本的には信用取引フルレバレッジでやってきました。そのため、当然のことながら年別の損益の乱高下が激しくなっています。


  • 2016〜2018年:チャイナショックの大損失が嘘のようにV字回復。信用取引のフルレバレッジが奏功し、資産を急拡大。現物も信用も主にマザーズやジャスダックの中小型成長株を対象にし、この3年だけで一気に億り人に。
  • 2019年:利益は縮小したものの引き続き好調を維持。資産が膨らんで来たことから現物株は徐々に配当株投資にシフトし始める。
  • 2020年:コロナショック。完全に調子に乗っていた私に天罰が下ります。暴落で信用建玉に大きな含み損。追証を避けるためにロスカットし大損失。ただ、損失を出しながらも冷静に現物株のポートフォリオを組み立てなおす。大型株の中で高配当株が目立っていたことから現物株はそれらの銘柄に入れ替えた。これがその後の資産回復に大きく貢献。一方で信用取引も懲りずに継続。信用の対象は中小型成長株が中心。
  • 2021年:コロナショックの影響で少し慎重になってレバレッジは抑えていた時期。それなりの利益が出たことから徐々にフルレバレッジに戻っていく。
  • 2022年:米国の利上げによる株価下落で再び信用で追証の危機。追証回避のため2度目の大損失。
  • 2024〜2025年:植田ショックやトランプ関税ショックと呼ばれる暴落がありながらも信用建玉に大きな含み益があったり、過去の経験が生きたことによりこれまでのような大損失は回避。年間収支もプラスで終える。

    そして現在。コロナショック以降は毎年のようにショック級の暴落が起こるようになってきているなと感じています。それと、FIRE達成の条件をほぼ満たしたことから、信用建玉を一旦すべて手じまい。現物の個別株もETFや投資信託にシフトし守りの運用を意識。

🧮 投資収益の内訳分析

続いて先ほど見た年別の損益の内訳について振り返ります。

この10年間の収益構造を見てみると、以下のような傾向が見られます:

  • 信用で現物と同程度の利益を出せている。
  • 信用取引の空売りはほとんどやっていない。
  • 信用による利益だけでなく信用配当金も資産増加に貢献。
  • 配当金(現物、外国、配当)が資産の増加にかなり貢献している。

配当金の恩恵は数字をみるとかなり大きかったんだなと思いました。
それと信用取引については、大損失を出した年もありますが、総じてレバレッジの恩恵を受けられました。
ただ、目標のFIREを達成した今、もう信用取引でリスクを冒す必要はありません。今後は信用を使うとしても小さい金額でのスイングトレードや暴落時に活用するなど限られた活用しかしない予定です。もしかしたらこのやり方の方がこれまでより成績がよくなる可能性もあるかもしれません。


🎯 勝率と損益の関係性:数字の裏にある投資の質

次は年別の勝率です。

ちなみにこの期間の平均勝率は約59%です。決して高い勝率ではないと思います。もちろん勝率は高い方がいいですが、もっと大事なのは勝つときにどれだけ大きく勝てるか、そして負ける時に小さく負けれるかがです。いわゆる「損小利大」ですね。
それが表れているのが2024年。勝率が50%下回っていますが、利益を大きく出せたので年間損益はプラスでした。
勝率については集計はしていますが、普段は勝率はまったく意識していません。ただ、投資を始めた初期のころは負けるのが嫌で勝率にかなりこだわっていたように思います。でも、勝率を意識すると損切りが遅れたり、損切ができず塩漬け株を作ってしまって資金が拘束され身動きが取れなくなってしまうなど投資にはむしろ悪影響があると思っています。勝率を気にしている人は一度勝率は考えないようにしてみるのもいいと思います。


✅ まとめ:失敗から学び、FIREを達成した10年の記録

この10年の記録から思うところは、信用取引は諸刃の刃。上手くいくときと失敗した時の差が激しいということ。対策としては、調子のいい時はレバレッジを引き下げたり、暴落した後の反騰局面ではレバレッジを引き上げたりというように機動的にレバレッジを調整しながら資金管理をしていくことが重要だと思います。
あとは勝率。資産形成していくときに勝率にこだわるのは逆効果になるということ。「勝率よりも、損小利大。資金管理が重要」です。
株式投資はどの株が上がるかなんて誰にも分らないし、そこは自分でもコントロールできないところ。自分でコントロールできないことに注力しても仕方ありません。それよりもレバレッジをどれぐらいかけるのか、いつ利益確定するか、いつロスカットするのか。そういった自分のコントロールできるところを磨いていくことが投資では大事なのかなと思います。


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