相場には、どうしても「波」があります。
これは投資歴が長くても短くても、誰もが避けて通れない現実です。どれだけ勉強しても、どれだけ経験を積んでも、地合いが悪い時期はなかなか勝てません。むしろ、経験者ほど「勝てない時期は勝てない」と割り切っているものです。

勝てない時期が続くと、多くの人は「自分の実力が足りないのではないか」と不安になります。
しかし、実際には 地合いが悪いだけ ということも少なくありません。海で波が穏やかでなければサーファーが乗れないように、相場にも「乗れる波」と「乗れない波」が存在します。

地合いが悪い時は、まるで海の上でただ漂っているような感覚になります。
何をしても上手くいかず、動けば動くほど逆方向に流されてしまう。そんな時期は、無理に動こうとせず、ただその場で耐えることが大切です。焦って動くと、逆に大きな怪我につながることがあるからです。


良い波が来ている時は、ただそこにいるだけで進んでいく

一方で、良い波が来ている時は驚くほどスムーズに資産が増えていきます。
自分では特別なことをしていないのに、気がついたら元いた場所から遠く離れたところまで流されている──そんな感覚になることがあります。

これは、相場の「追い風」が吹いている状態です。
銘柄選びが多少ズレていても、利確が少し早くても、地合いの強さがそれを補ってくれます。まさに「波に運ばれている」状態です。

だからこそ大事なのは、良い波が来た時にその場に居ること です。

ただし、その波は予告なく突然やってきます。
「来たら乗ろう」と思っていても、気づいた時にはすでに波が過ぎ去っていることもあります。だからこそ、基本的には常に相場に居続ける必要があります。


どんな状況でも稼げるわけではない

相場に居続けることは大切ですが、どんな地合いでも利益を出せるわけではありません。
むしろ、悪い波の時に無理をして取り返そうとすると、余計に深みにハマることがあります。

特に初心者ほど「毎日勝たなければいけない」と思いがちですが、そんな必要はありません。
プロの投資家でさえ、勝てない時期は勝てません。
大切なのは、地合いが良い時にしっかり稼ぎ、悪い時は損をしないこと です。
または損しても損を最小限に抑えることです。

これは、長期的に資産を増やす上で非常に重要な考え方です。
悪い時期に無理をして資産を減らしてしまうと、良い波が来た時に十分なポジションを持てず、せっかくのチャンスを活かせなくなってしまいます。


結果が出ない理由を見極める

投資を続けていると、どうしても「結果が出ない時期」が訪れます。
その時に大切なのは、次の二つを見極めることです。

  • 地合いが悪いだけなのか
  • 自分のやり方が間違っているのか

もし地合いが良いのに結果が出ないのであれば、やり方を見直す必要があるかもしれません。
銘柄選びなのか、エントリーポイントが悪いのか、利確が早すぎるのか、損切が遅いのか、ポジションサイズなのか。改善ポイントはいくつか考えられます。

一方で、地合いが悪い時は、正しいやり方でも結果が出にくいものです。
それを「自分の実力不足」と勘違いして、コロコロ手法を変えてしまうのは避けたいところです。
手法をガラリと変えると、せっかく積み上げた経験値がリセットされてしまい、また一からやり直しになってしまいます。


暴落は自然災害と同じ。備えることしかできない

台風や地震などの自然災害に人間が敵わないように、株式市場の暴落にも個人投資家は敵いません。
どれだけ経験を積んでも、暴落そのものを止めることはできません。

できるのは、備えをして被害を最小限に抑えること
そして、被災後にできるだけ早く日常に戻れるようにすることです。

投資における「備え」とは、たとえば次のようなものです。

  • 過度なレバレッジをかけない
  • 余力を残しておく
  • 分散を意識する
  • 損切りラインを決めておく
  • 暴落時に慌てて売らないメンタルを準備しておく

これらは、暴落を避けるためではなく、暴落が来た時に生き残るための準備 です。


📝 まとめ:波を読むのではなく、波に備える

  • 相場には波がある
  • 良い波が来た時にその場にいることが大事
  • 悪い波の時は無理をしない
  • 地合いが悪い時は結果が出なくても焦らない
  • 地合いが良いのに結果が出ない時は改善ポイントを探す
  • 暴落は避けられないので、備えと回復力が重要

相場の波は誰にも読めません。
しかし、波に備えることはできます。
そして、良い波が来た時にその場に居続けられる人こそ、長期的に資産を増やしていけるのだと思います。今年もいい波に乗れるように待ちましょう!