正直に告白します。今回公開する内容は、以前noteで有料記事として販売していたものです。

こんにちは、NAOです。

45歳でFIREを実現し、今後は専業投資家として活動していきます。おかげさまでXのフォロワー様も28,000人を超え、日々多くのご質問をいただくようになりました。

その中で多いのが、「具体的にどうやって銘柄を探しているのか?」という声です。

私はマーク・ミネルヴィニの成長株投資をバイブルにしていますが、メインで使っているSBI証券のスクリーナーでは、彼の「トレンド・テンプレート」をそのまま設定することができません。

試行錯誤の末、たどり着いた「代替設定」と、FIRE生活を支えてくれた「独自の隠し味」。

「投資家として相場で稼げればそれでいい。情報は惜しみなく共有しよう」

そう決めたので、かつて有料だった私の手の内をすべて無料で公開することにします。


1. SBI証券で再現する「ミネルヴィニ流」基本設定

ミネルヴィニが重視する「移動平均線の並び」を、SBI証券の項目で代用した設定値です。

項目設定値狙い
株価移動平均線乖離率①13週 0以上短期的な上昇トレンドの維持
株価移動平均線乖離率➁26週 0以上中期的な上昇トレンドの維持
株価移動平均線乖離率③200日 0以上長期的な強気相場の確認
過去52週安値からの上昇率30以上底を打って強い買いが入っていること
過去52週高値からの下落率-25以上高値圏で踏み止まっている

2. FIRE投資家が加える「独自の隠し味」と「業績の壁」

ここからが私のオリジナル設定です。日本株市場の特性と、大負けしないためのフィルターを加えています。

  • ROE(自己資本利益率):8以上

資本効率を確認。※自己資本比率が低すぎないかも後でチェックします。

  • 売上高営業利益率:8%以上

「稼ぐ力の質」を見ます。独自の強みを持つ企業はここが高いです。

  • 過去3年平均売上高成長率(予):8以上

利益だけでなく「需要そのもの」が伸びているかを重視します。

  • 経常利益変化率(予):0以上

減益予想を機械的にカットし、成長の失速リスク(ステージ4への転落)を避けます。

  • 過去60日ボラティリティ:約12~60

動かない株(流動性不足)を避け、かつ激しすぎる銘柄を排除します。


3. スクリーニング後の「本選」:私の5ステップ選定法

スクリーニングで抽出されるのは、その時の相場状況にもよりますがだいたい50銘柄以下です。抽出後は私の「目」で、一銘柄ずつ精査していきます。

① チャートの「美しさ」を週足・月足で確認

過去に極端な乱高下をしていないか、全体として綺麗な右肩上がりかを見ます。私は「落ち着いた動きの保ち合い(ヨコヨコ)」から上放れる直前の形が好物です。

② 業績の「背骨」をチェック

数期にわたって売上・利益が右肩上がりかを確認します。一過性の利益ではなく、ビジネスとして積み上がっているかをIR資料や短信で裏取りします。

③ 指標の「見え方」の変化を予測

PERやPBRに絶対的な基準は設けません。来期の予想EPS(1株利益)が反映された瞬間に、今の「割高」が「割安」に化けるのが成長株だからです。

④ ビジネスモデルの解像度を上げる

  • ストック性はあるか?(積み上げ式の収益か)
  • シェア、競合、海外展開の進捗は?

中長期で成長し続けられる「仕組み」があるかを確認します。

⑤ 究極のフィルター:企業の「顔」と「違和感」

最後は企業HPを見ます。「見やすさ」「IRの充実度」「社長のメッセージ」。

「HPの作りが雑」「社長の顔つきがどこか胡散臭い」。そんな些細な違和感を覚えたら、どんなに数字が良くても買いません。自分の大切なお金を預ける相手として相応しいかを直感で判断します。


4. 運用のアドバイス:自分好みの「黄金比」を探そう

最後に、この手法を試す方へお伝えしたいことがあります。

投資の世界に「これさえ入れれば100%勝てる」という魔法の数字は存在しません。今回の設定値はあくまで私の一例です。

  • 条件を厳しくしすぎない:

最初から数値をガチガチに固めると、抽出銘柄がゼロになり、チャンスを逃します。

  • 「少し低め」に網を張る:

自分の狙いより少し緩めに設定し、出てきた銘柄を丁寧に深掘りする。その中から「数字以上に化けそうだ」という原石を見つけるプロセスにこそ、投資の醍醐味があります。

相場環境に合わせて微調整を繰り返し、ぜひ皆さん自身の「勝ちパターン」を育ててみてください。


おわりに

成長株投資は、スクリーニングという「規律」と、ビジネスの本質を見抜く「目」の両輪で成り立ちます。

私がFIREを実現できたのは、特別な魔法を使ったからではなく、このプロセスを淡々と、かつ丁寧に行い続けてきたからです。この記事が、皆さんの資産形成の一助になれば幸いです。

冒頭で紹介したミネルヴィニの成長株投資法以外にも過去に私が読んだ中で役に立って本を過去記事で紹介していますのでそちらも是非参考に。