こんにちは、NAOです。

前回の記事では、稲垣えみ子さんの著書『家事か地獄か』を読んで感じた「モノを減らす心地よさ」についてお話ししました。

便利家電も贅沢もいらない。FIRE1年目の私が『家事か地獄か』から学んだ、本当の「自立」 サラリーマン卒業と、突然始まった「専業主夫」の日常 こんにちは、NAOです。 今年の3月末、私は20年ほど勤めた公務員を退...

今回は、その本の中で稲垣さんがおすすめしていた、近藤麻理恵さんのベストセラー『人生がときめく片付けの魔法』を読んでみました。

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最初は「今回はブログのネタにはならないだろうな」なんて思いながらページをめくっていたのですが……読み進めるうちに、ふと頭をよぎりました。

「これ、資産運用のポートフォリオも全く同じじゃないか?」

家の片付けと、投資のポートフォリオ整理。一見、何の関係もないように思えるこの2つですが、実は共通点があったのです。今回は、その点について書いていこうと思います。

こんまり流「片付けの魔法」の核心とは?

まずは、本の核心をシンプルに振り返ってみましょう。こんまりさんの片付けメソッドは、以下のようなステップで進みます。

  • 収納を考える前に、まずは「捨てる(手放す)」。
  • 残すかどうかの基準は、触れたときに「ときめくか」どうか。
  • 手放したあと、残ったものの「定位置」を決めて大切にする。
  • 「衣類」「書籍」など、カテゴリー別に一気にやると成功しやすい。

なるほど、と思い、私はさっそく自分の「下着類」から手をつけてみることにしました。

衣装ケースを開けてみると、雑に収納された下着類がパンパン。夏物も冬物もごちゃ混ぜに詰め込まれていました。しかし、よくよく振り返ってみると、それぞれのシーズンで実際に来ているのってお気に入りの2〜3着だけなんですよね。

それ以外のものは、ケースの奥深くでじっと眠っている状態。「なんなら、まだ居たのか!」と、存在すら忘れていたものまでありました。

こんまりさんの教えの通り「今までありがとう」と心の中でつぶやきながら、それらを容赦なく手放したところ、衣装ケースの中は一気にすっきり!

今後は、ただ何となく安さや勢いで買うのをやめ、「本当に良いものを買って長く着る。傷んだら新しいものを買い、古いものは手放す」。そう心に決めました。まだ使えるからと何となく買ってしまうから、いつの間にか物が増えて管理できなくなってしまうのですね。

あなたのポートフォリオは「パンパンの衣装ケース」になっていないか?

この片付けをしながら、私の頭の中に浮かんだのが「投資のポートフォリオ」でした。

みなさんのポートフォリオ(保有資産の内訳)は、今どうなっていますか?

気がついたら、以下のような状態になっていないでしょうか。

  • 「おすすめ」されるたびに、似たような投資信託をいくつも買ってしまっている。
  • 流行りのテーマ型投信や、同じようなセクター(業種)の個別株ばかりが並んでいる。
  • 「リスク分散」という大義名分の裏で、自分でも管理しきれないほどの銘柄数を抱えている。

もちろん、投資において分散は基本であり、とても大切です。

しかし、「自分が管理しきれないほどの分散」は、逆効果かもしれません

さきほどの衣装ケースの奥で眠っていた下着のように、「持っていてもいなくても、資産全体のパフォーマンス(運用成果)にほとんど影響がない、存在を忘れた銘柄」はありませんか?

値動きを追うのも面倒になり、ログインした時に「あ、そういえばこれ持ってたな……」と思うだけの銘柄。それらは、思い切って売却してしまったほうが、管理の手間(脳のメモリ)が減って、圧倒的にすっきりします。

ポートフォリオを「ときめく少数精鋭」にする3ステップ

こんまりメソッドをそのまま資産運用に当てはめると、次のような感じになります。

ステップ①:まずは手放す(売却)

保有している銘柄や投資信託を眺めてみてください。

「これを持っているとワクワクする(長期的な成長が楽しみ、毎月の分配金が心地いい)」と思えるでしょうか?

もし、「なんとなく持っているだけ」「値動きを見るのが苦痛」「存在を忘れていた」というものがあれば、一度売却して現金化(手放す)してみる。

ステップ②:カテゴリー別に整理する

資産を「コア(インデックス投信や主力の高配当株・ETFなど)」と「サテライト(少し冒険する個別株など)」のように、特性ごとのカテゴリーに分けて整理します。

ステップ③:残った資産の「定位置(目標比率)」を決める

本当に信頼できて、長く付き合いたい「一軍の資産」だけに絞り込んだら、それぞれの資産の割合(アロケーション)という名の「定位置」をバシッと決めてあげます。あとは、その定位置から大きくズレていないかを定期的にチェックする。

最後に:すっきりしたポートフォリオで、心地よい暮らしを

下着の買い方と同じで、投資も「ただ何となく増やす」のをやめることが、洗練されたポートフォリオへの第一歩です。

自分が完全に把握できていて、自信を持ってホールドできる「少数精鋭のポートフォリオ」は、管理が楽なだけでなく、相場の嵐が来たときにも慌てずに済みます。

私もまだまだ完璧なポートフォリオとは言えませんが、それでもFIREする前にある程度整理したことで最近はポートフォリオをいじくることは減りました。そうすることで管理コスト(脳のメモリ)を減らし、自分が心地よくいられる状態に近づいたと感じています。

皆さんも是非家の片付けとともにポートフォリオの片付けもしてみてはいかがでしょうか。