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“働く理由”を問い直す。FIREという選択がくれた答え

🔥 FIREを目指すと必ず直面する「仕事の意味」

FIRE(Financial Independence, Retire Early=経済的自立と早期リタイア)という言葉が広まり、資産形成やライフスタイルの自由を求める人が増えています。私自身もFIREを達成した一人ですが、その過程で何度も自問した問いがあります。

  • 今の仕事は本当に好きか?
  • 辞められるなら、どんな仕事をしたいか?
  • その仕事なら、毎日続けられるか?
  • そもそも、仕事って何のためにするのか?

この問いは、単なるキャリアの悩みではなく、「人生の設計図」を描き直すための出発点です。FIREはお金の話だけではありません。むしろ「働く意味」「生きる目的」に向き合う哲学的な旅でもあるのです。

🏢 サラリーマンという生き方に潜む構造的な問題

この記事を書くきっかけになったのは橘玲さんの『幸福の資本論』という本です。その第8章「サラリーマンという生き方」では、日本型雇用の構造が鋭く描かれています。

日本の会社は「閉鎖空間」であり、社員は“空気を読む”ことが最優先。能力や成果よりも、組織への順応性が評価される。長年その環境にいると、人的資本(スキルや経験)が育たず、外の世界に出るのが困難になる。

この構造の中で働く人々は、次第に「会社にいることが当たり前」と思い込むようになります。違和感を覚えても、「転職はリスク」「独立は怖い」といった思考に支配され、経済合理性の名のもとに“会社に監禁される”ことを望むようになるのです。

このような環境では、仕事は「生活費を稼ぐための手段」に過ぎず、やりがいや成長は後回しになります。FIREを目指す人たちは、この構造に早い段階で違和感を覚えた人たちなんだなと読みながら感じました。

橘玲さんの『幸福の資本論』はFIREを目指す人そうではない人に関係なく日本のサラリーマンには是非読んでもらいたいと思う本でした。できれば若いうちに。

🌱 FIREとは「自分の人生を取り戻す」こと

FIREを目指す人たちは、会社という器に収まりきらない個性や価値観を持ち、「このままでは終われない」と行動を起こした人たちだと思っています。

彼らは「働きたくない」のではなく、「本当に価値を感じる仕事」に時間を使いたいと願っています。FIRE後に起業したり、クリエイティブな活動を始めたり、地域や家族との関わりを深めたりする人が多いのはその証拠です。

FIREは「逃げ」ではなく「選択」です。自分の人生を自分で設計するための手段であり、働くことそのものを否定するものではありません。むしろ、自分のペースで、自分の価値観に沿った働き方を模索する人が多いのです。

私自身も、FIRE後はFP(ファイナンシャルプランナー)として中立的な立場で活動しながら、資産形成やライフデザインの情報発信を続けていこうとしています。

💡 「仕事=生活費を稼ぐ手段」からの脱却

『幸福の資本論』では、人生の幸福を構成する3つの資本が紹介されています。

資本の種類内容FIREとの関係性
金融資本お金や資産FIREの基盤。生活費を資産から賄える状態
人的資本スキルや経験FIRE後に再構築しやすくなる
社会資本人とのつながり地域・家族・仲間との関係性を深める余裕が生まれる

サラリーマン生活は金融資本を得る手段としては優れていますが、人的資本や社会資本を犠牲にしてしまうこともあります。FIREは、金融資本を先に築くことで、人的資本や社会資本に時間とエネルギーを再配分する選択肢を与えてくれます。

例えば、FIRE後にスキルアップのための学び直しを始めたり、地域活動に参加したり、家族との時間を増やしたりする人が多いのは、まさにこの構造が働いているからです。最近はSNSを通してFIRE同士のつながりも生まれてきているので社会資本が築きやすくなってきているのかなと思います。

🧭 FIRE後の「働き方」はどう変わるのか?

FIRE後の働き方は、従来の「フルタイム労働」から「選択的な活動」へとシフトします。

  • 自分のペースで働く
  • 好きな分野に集中する
  • 時間の使い方を自由に設計できる
  • 家族や地域との関係性を重視する

このような働き方は、人的資本と社会資本を同時に育てることができ、結果として「幸福度の高い人生」につながります。

FIREは「仕事をやめること」ではなく、「仕事の意味を再定義すること」だと思います。

✨ まとめ:FIREは「問い」に向き合った人の選択

FIREを目指すことは、「仕事ってなんのためにするのか?」という根源的な問いに真正面から向き合った結果の選択です。

そしてその問いに対して、「自分の人生を自分で設計したい」と答えた人たちが、FIREという道を選んでいます。

私自身もその一人として、これからも「自分の器」を広げていく生き方を模索していきたいと思います。FIREはゴールではなく、スタートです。自分らしい働き方、自分らしい生き方を追求する旅は、これからも続いていきます。


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