投資を20年以上続けてきて、ひとつだけ確信していることがある。
投資には必勝法がない。
どれだけ経験を積んでも、未来を完全に読むことはできない。

でも、だからこそ見えてくる真理がある。

「負けなければ勝ちが残る」

この考え方に気づいた瞬間から、投資の景色は大きく変わった。


勝ち方の追求だけでは不十分な理由

多くの投資家は「どう勝つか」を追い求める。

  • 当たる銘柄
  • 儲かる手法
  • 誰かの成功パターン

しかし、勝ちにはどうしても運の要素が入り込む。

  • 相場環境
  • 金利や政策
  • 世界情勢
  • たまたまのタイミング

これらは自分ではコントロールできない。
だから、勝ち方だけを追い続けるのは効率が悪い。


負けない工夫は“完全に自分でコントロールできる”

一方で、負けない工夫はすべて自分でコントロールできる。

  • ポジションサイズ
  • 分散の仕方
  • ルールの徹底
  • 感情の管理
  • 期待値の低い取引を避ける

これらは“運”ではなく“技術”。
そして、技術は積み上げるほど安定していく。

つまり、
勝ちは運に左右されるが、負けない工夫は自分で積み上げられる。

この非対称性こそ、投資の本質だと思っている。


勝ち方 × 負けない工夫。この両輪がもっとも効率的

投資で成果を出すには、どちらか片方では足りない。

  • 勝ち方の追求 → 再現性が低い(運の影響が大きい)
  • 負けない工夫 → 再現性が高い(自分でコントロールできる)

だからこそ、
「勝ち方の追求」×「負けない工夫」
この両面からのアプローチがもっとも効率的で、長期的に安定する。

負けない技術を磨くほど、勝ちは自然と残るようになる。


FIRE後により強く感じた「守りの知性」

FIRE後の運用では、この考え方がさらに重要になる。

  • 大きく勝つ必要はない
  • 生活を守ることが最優先
  • 余力を残すことが精神の安定につながる

守りの運用は派手さがない。
ときには「つまらない」と感じる瞬間もある。

だからこそ、サブ口座で少額の“遊び”を残すなど、
投資の楽しさを失わない工夫も必要だと思っている。


結局、投資は「失敗を減らすゲーム」だった

投資で勝てるようになるプロセスは、実はとても地味だ。

  • 失敗を分析する
  • 原因を特定する
  • ルール化する
  • 同じ失敗を繰り返さない

これを淡々と積み重ねるだけで、
投資家としての勝率は自然と上がっていく。

必勝法はない。
でも、負けなければ勝ちが残る。

そして、負けない工夫はすべて自分でコントロールできる。

このシンプルな真理こそ、長期で生き残る投資家の共通点だと感じている。