ずっとアリのままで生きる?たまにはキリギリスになったっていいじゃないか。アリとキリギリスに学ぶ資産形成

子どもの頃に読んだ『アリとキリギリス』の童話、覚えていますよね。
将来のためにせっせと働くアリと、今を楽しんで歌うキリギリス。
今、一生懸命にお金を貯めたり投資をしたりしている人ほど、気がつくと「全力でアリの生き方」を選んでいることが多いのではないでしょうか。私もそういう時期がありました。将来の不安をなくすために、毎月コツコツと蓄えを増やしていく。それ自体は本当に素晴らしいことです。
でも、考えてみてほしいんです。
「人生の最期まで、ずっとアリのままでいいのだろうか?」って。
もし、ただひたすら貯めることだけに追われて一生を終えるとしたら、死ぬときに「もっとキリギリスみたいに、今を楽しんでおけばよかった」って後悔しそうな気がしませんか。
毎日の贅沢はダメだけど、「たまに」なら家計はビクともしない
お金を貯めようと意気込むと、ついつい「あれも我慢、これも我慢」と自分を追い詰めてしまいがちですよね。外食を我慢したり、旅行も控えてしまったり。
もちろん、毎日のように外食をして、欲しいものを片っ端から買うような生活をしていたら、お金はいくらあっても足りません。それはただの浪費です。
でも、たまに家族や大切な人と行くちょっといい外食や、リフレッシュのための旅行はどうでしょうか。
確かに一回で数万円の出費って出すときは躊躇します。でも、毎日ではないんです。その頻度はそれぞれの家計と相談して決まることだと思いますが、家計が許す範囲でのたまにのそういった支出は長い目で見ればそれほど資産形成に影響しない。というのが今私が感じていることです。
それなのに、画面の中の数字が減るのが怖くて、目の前にある「ちょっとした楽しみ」をすべて突っぱねてしまう。それって、なんだか本末転倒な気がするんですよね。本来、豊かな生活をするために資産形成しているのにお金を使えないなんてちょっと寂しくないですか。
ずっとアリのままで生きるリスク
童話の中ではアリが正解とされていますが、現代の暮らしにおいて「過剰に貯め込むだけのアリ」になってしまうのには、リスクもあります。
それは、いざお金を十分に蓄えて「さあ、使おう」と思ったときには、それを楽しむための体力や感受性が衰えてしまっているかもしれない、ということです。
美味しいものを「美味しい!」と心から感動して食べる力も、旅先で新しい刺激を吸収するエネルギーも、年齢とともに少しずつ変化していきます。お金は後から増やせても、その年齢の、その瞬間の自分の心と体は、どれだけ大金を積んでも買い直すことはできません。
特に子供が小さい時の思い出はその時でなければ作ることができません。旅行に行ったり、ライブにいったり、そういう家族との思い出って子供が大人になっても記憶に残っていると思うんです。そういう思い出のための支出はとても価値のあるものだと感じています。
アリにも、キリギリスにもなっていい
とはいいつつも何も「今すぐキリギリスになれ」「アリよりキリギリスになれ」と言いたいわけではありません。
伝えたいのは、どちらか一方に自分を当てはめる必要はない、ということです。
普段はしっかり地に足をつけてアリのように働き、蓄える。でも、ここぞというときや、心が乾きそうになったときには、キリギリスのように歌って人生を味わう。そんな風に、時期や季節、その時々の状況に合わせて、自分で自分の生き方を調整していけばいいんです。
先ほども書いたように子どもが小さくて一緒に出かけられる限られた時期なら、旅行に少しお金を使ったっていい。逆に、今は守りを固めたい時期だと思うなら、じっくり蓄えればいい。
世間一般の「こうあるべき」に縛られる必要は、どこにもありません。
本当に価値があるのは「どちらでも選べる自由」
資産形成というと大金持ちになりたいという思いが強いと思います。私もそうでした。でも、ある程度の資産ができて思うのは、お金ってあればあるほど幸せかというとそうでもないということです。
資産形成の一番の価値は、自分の手の中に「どのような生き方も自由に選べる選択肢」を握っていることだと感じています。
さきほどのアリとキリギリスのような生活もどちらも選べる状態を目指す。それが資産形成だと思います。資産形成をしなければずっとアリのままかもしれない人生に、資産形成をすることでキリギリスのような生活も経験できる選択肢を生み出すことができる。それが資産形成の魅力かなと。
まとめ
「どう生きるのが正解か」なんて、誰にも決められません。自分自身が生きたいように生きる。それが何よりの正解だと思います。
もし今、お金を貯めることに必死になりすぎて息苦しさを感じているなら、家計の許す範囲でお金を使って良い思い出を作ってみるのもいいと思います。
資産形成してたら分かると思いますが数万円なんて簡単に変動します。それを実際に支出して使ったとしても日々の変動だと思えばなんてことないはずです。












